第1398例会
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第1398例会
平成26年7月16日 12:30~13:30
ビジター
- ガバナー補佐 千葉まさこ 君(諫早南RC)
- 諫早南ロータリークラブ 山口賢也 君
- 諫早南ロータリークラブ 永渕憲輔 君
辻本会長挨拶
- テーマ「前原勝樹氏の講演より(1968)続き」
ポール・ハリスは自分の創ったシカゴクラブの例会に出席すると「童心に帰る」ことが出来るといわれました。またある先輩ロータリアンは、「例会の一時間は神様になる時間だよ」と教えられました。この童心、神様とはなんでありましょうか。それは人間の本性ということで、例会の1時間は人間性を取り戻す時間であるという意味であります。人間性、それは人間の自然のあり方という意味でしょう。
人間には二つの面があります。自分の欲望を達しようとする獣性と、他人のために役立とうという神性とでも申しましょうか。この二つであります。人間は哺乳動物の一種族として個体の生存のためにその本能の満足に向かって突進しています。しかしその肉体的な能力をみる時、大きさでは象に比すべきもなく、獰猛性はライオンにおよばず、敏捷性も鼠におとり、走る力はカモシカにははるかおよびません。
このように必ずしも強力でない肉体の持ち主である人間が、何故に万物の霊長として地球上を征服して、繁栄を続けているのでしょうか。それは人間の社会性であり、各分業を分担して共同社会をつくっていく公共性があるからであります。そしてこの公共心、思いやりの心が、個体の欲望の強さに比例しているであろうことは「悪に強きはまた善にも」といわれることからも推察出来ます。
成功した実業家の皆さんは、そう申しては失礼ですが、個人的欲求の旺盛な方々であります。それであればこそ業界代表としてロータリアンに選ばれたのでありましょう。こうした意欲的な人々こそ公共心、奉仕の理想が旺盛のはずであります。しかし皆様は日常の業務に営々として、ほとんどわき目もふれぬお忙しさです。したがって、何か世の中に役立ちたいと思い立っても、いつも目の前の仕事にかまけて構想がまとまらず、実行にも移せません。それは皆さんのためにも、地域社会のためにも残念なことであります。皆さんのやむにやまれぬ善意を成長させ、実行の機会を提供するのがロータリーであります。
ロータリーの例会の1時間、それは皆さんの息抜きの1時間です。業務のために緊張した心と体もリラックスします。競争者のいない世界、警戒心を必要としない時間、ここではじめて我に返り、反省が行われ、次第に本然の自分に帰ります。すなわち人間性が取り戻されて、他人の事や社会の問題等を考えるゆとりが出来ます。心の隅にあった善意の芽は育ち、考えていた奉仕を実行に移す決意も生まれます。このような心境になることをポールは「童心に帰る」といわれ、先輩は「神様になる」といったのでありましょう。これが親睦から奉仕が生まれる過程でありロータリーの本質の存するところであります。
賢明な皆さんは既にあるいは気づかれたとは思いますが、ロータリーの奉仕は個人個人の発意にあるということであります。そして奉仕の主体はロータリアン一人一人にあるということであります。
ロータリークラブはロータリアンに奉仕をさせるためのクラブであって、クラブが団体として奉仕するのはむしろ本筋ではないとされました。それはロータリークラブの組織なり運営なりを検討すればすぐ分かることであります。例えば役員の一年交代の点で考えてください。もし団体で奉仕するなら、適材適所で有能な会長を据え置いて数人のスタッフで、継続的に事業をするのが合理的でしょう。しかるに役員、委員の一年交代を実施しているのは会員に奉仕の勉強をしてもらいたいためであります。地域のどこに奉仕の必要が存在するか、これに奉仕するにはどんな手順を踏むべきか、自分はどの方面に奉仕が出来るかを学んでいただきます。出席をやかましくいうのも一つにはこのためであります。奉仕事業団なら、これを協賛する人がお金を出せば事がすみます。ロータリーは皆さんの心の中にある奉仕の理想を高揚し、進んで奉仕が出来る指導者になってもらいたいのです。世間では、ロータリーを評して金持ちの昼飯会だといっています。一応もっともな批評でございます。こういわれた時、皆さんは「ロータリーは奉仕団体」だと説明していると思いますが、果たして相手が納得するでしょうか。「奉仕、奉仕といっても、地域社会に対してたいしたことはしていないじゃないか」というのが一般市民の反発でございましょう。正にその通りです。道路標識をつくる、くず籠を寄付する、雨傘を寄付する、みな結構ですが、あれだけ立派な社長や旦那や先生方が集った会にしては、仕事の規模が小さすぎはしないか、といわれるかもしれません。私達はこの批判を甘んじて受けてよいと思います。それはロータリーの寄贈品は奉仕活動のサンプルであっていわば実習作品にすぎないからであります。交通標識を寄贈するのは、その寄贈が主眼ではありません。社会奉仕員がそれを採り上げたのは、交通問題が大きな社会問題であることを会員とともに認識を新たにし、これを調査研究しロータリーはこれといかに取り組むべきかという課題を提供したものであります。ロータリーの寄付行為はそれ自身が目的でなく、むしろこれを出発点として会員各人に奉仕を奨励し、またその問題に対する地域社会一般の関心を高めて、問題解決へ接近しようとするものであります。
私は、ロータリークラブは大学病院のようなものだと考えます。大学病院は患者の診察もしています。しかし、その診療は診療そのものが目的でなく、よい医者を養成するための実習であります。この点、ロータリークラブの奉仕と立場を同じくしています。ロータリーはクラブが行う奉仕を通じて、会員をよい奉仕的人間に仕立てるための訓練をしております。しかし、大学病院でなければ治せぬ病気もあり、また、よりよい診療のための調査研究も必要であります。奉仕の世界も同様であります。一人でやりにくい奉仕もあります。また、どこに奉仕が必要か、これに対してどのように奉仕すべきかなどの調査研究機関であるとともに地域の指導者であるロータリー会員に対する奉仕への訓練機関であります。
このように考えることによってロータリーの機構や、その運営に関する疑問が解けて来るかと存じます。そうしてロータリーに「参加し敢行する」ということはどんなことかということもお分かりになってくると思います。
ロータリーは団体として奉仕活動するというよりはむしろ、ロータリアン個人の奉仕を期待していることは「綱領」に明示してある通りであります。その点でロータリアンは訓練生であり、幹部候補生であると考えられます。事業に成功した素質のよい地域社会の指導者にもう一つ奉仕という筋金をいれてあげようというのがロータリークラブです。したがってロータリーに参加し敢行しようとすれば、まずロータリアンとしての誇りを思い、責任を感じなくてはなりません。例会には必ず出席し、会員同士はお互いに尊敬を交わしつつ友情を深めます。例会出席が楽しくなった時、あなたの心には奉仕の理想が湧いてくるのです。ご自分の所属している委員会には進んで出席し、またあらゆるロータリー行事に参加して勉強してください。ロータリーのルール、すなわち情報は世界中の知能を集めてつくられた奉仕へのハイウェイであります。あなたは委員会活動に積極的に参加して実践してください。はじめに申した通りロータリーには見物席はありません。みんな役者のはずであります。スポーツも芝居も見物するより自分でやる方が面白いにきまっています。この面白さがあなたに勇気を与えます。ロータリーで実践した小さな奉仕があなたを大きな奉仕事業に踏み切らせます。
木村幹事報告
- 例会時間変更
- なし
- 例会日時変更
- なし
- 例会場所変更
- なし
- お知らせ
- 諫早市企画政策課より
「平和のつどい 開催」のご案内
日時:平成26年8月9日(土)
受付13:30 18:30~20:00
場所:健康福祉センター - 諫早市献血推進協議会より
「諫早市献血推進協議会役員の推薦及び平成26年度総会 開催」のご案内
日時:平成26年7月31日(木)13:30~15:00
場所:諫早市役所本庁8F 8―1会議室
- 諫早市企画政策課より
ビジター挨拶
- ガバナー補佐 千葉まさこ 君(諫早南RC)
- 諫早南ロータリークラブ 山口賢也 君
委員会報告
- 社会奉仕委員会 毎熊委員長
- 本明川の大清掃の御礼
7月13日(日)恒例の本明川の大清掃。雨で中止したが。
多数の参加ありがとうございました。
- ウエスト会 森会員
スマイル発表 親睦活動委員会 荒木会員
クラブフォーラム
- 各委員会活動計画発表
- 職業奉仕委員会 永井栄次委員長
- 社会奉仕委員会 毎熊正太郎委員長
- 国際奉仕委員会 吉田健一郎委員長
- ロータリー財団・米山奨学委員会 池松和彦委員長
- 青少年奉仕委員長 塚原浩三委員長
- SAA 御厨善光リーダー
- 前年度決算・監査報告
- 前年度決算報告 原田典範君
- 監査報告 日高正朗君
今日の食事
- メニュー
- 旬の子金平
- オクラ饅頭冷やしあんかけ
- 合鴨蓮根カツ 蟹クリームコロッケ
線キャベツ・トマト・胡瓜 - 味噌汁(浅蜊・葱)
- 白御飯
- 漬物
(新香・白菜漬け) - 杏仁豆腐
合計917㌍