国際ロータリー 第2740地区  第8グループ 諫早市内5クラブがあり、諫早西RCの他、諫早RC、諫早北RC、諫早多良見RC、諫早南RCがあります。

RI会長メッセージ

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RI会長 メッセージ

「ロータリーに輝きを」Light Up Rotary

画像の説明

2014-2015年度RI会長

ゲイリー C.K. ホァン

 ロータリーは、誰にでも何かをもたらしてくれます。ロータリアンは、1世紀以上にわたり、奉仕することを目的として、世界中の地域社会で集ってきました。
 創立以来、大勢のロータリアンが、ローターアクト、インターアクト、ロータリー地域社会共同隊、青少年交換や、その他多くのプログラムへの参加を通じて、ロータリーの奉仕の喜びを発見してきました。
 私たちは皆、ロータリーファミリーの一員であり、ロータリーの奉仕の経験から多くを得ています。ロータリーを通じて私たちは、友情を育み、地元に貢献し、また、より良く、より安全で健康な世界を実現するために力を尽くしてきました。そして、真に国際的なボランティアのネットワークを形づくっただけでなく、人々が互いの違いを乗り越えて手をつなげば、驚くべきことが達成できることを、実証してきました。
 ロータリアンが大切にしてきた考え方や価値観の多くは、ロータリーに限られたものではありません。私自身がロータリーに深く共鳴するのも、ロータリーの価値観に、奉仕や責任の重視、家族や他者の尊重といった中華的価値観と重なるところがあるからだと思います。
 ですからロータリーの奉仕において、私はよく孔子の教えを指針とします。孔子は、私にとって「元祖ロータリアン」だと言ってもいいかもしれません。ポール・ハリスが誕生する2,000年以上前、孔子はこう述べています:まず自分の行いを正しくし、次に家庭を整え、次に国家を治めてこそ、天下が平和となる。
 ロータリアンは、超我の奉仕の理念によって自らを律しますが、奉仕において高い目標を掲げるためには、ロータリー自体に対する手入れを怠らず、ロータリーファミリーを拡大していくことが必要です。
 2014-15年度には、ロータリーの奉仕を人びとと分かちあい、クラブをより強力なものとし、地域社会でロータリーの存在感を高めることで、「ロータリーに輝きを」もたらしていただけるようお願いいたします。
 本ロータリー年度、新会員を引き付けるとともに、現会員を維持し、会員数130万人という目標を達成することによって、ロータリーを輝かせてください。そのためには、新しいアプローチとアイデアをもって会員増強に取り組まなければなりません。例えば、地元で「ロータリーデー」を開催してロータリーを知ってもらいましょう。ロータリーはそれ自体がファミリーであり、家族のためのものですから、配偶者をはじめご家族に入会を検討するよう勧めるとともに、青少年交換の元参加者や財団学友にも声をかけましょう。クラブの現状を直視して、新会員の入会理由と、既存会員の退会理由を検討しましょう。そして、多忙な職業人やまだ幼い子供がいる人たちにとって、ロータリーを魅力的で興味をそそるものにするために何をできるか考えてみましょう。
 さらには、ポリオを撲滅して「ロータリーに輝きを」もたらし、歴史に1ページを刻みましょう。ロータリアンのこれまでの勢いをもってすれば、今後数年以内にポリオを世界からなくすことは、明らかに可能です。ポリオ撲滅を実現することの重要性を、今こそ、ご友人、同僚、地元の議員や政府関係者に伝えてください。ポリオプラス基金に寄付し、ほかの方々にもそれを勧めてください。ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団からの新しいチャレンジに応えることで、ロータリアンの資金を3倍生かすことができます。
 この史上最大の、公共・民間のパートナーシップに、ぜひともご参加いただき、ポリオのない世界が実現した際には、世界中の人たちと誇りと喜びを分かち合いましょう。
 2014-15年度、34,000を超える地域社会で、クラブを強化し、「ロータリーに輝きを」もたらせば、ロータリーの奉仕で世界に輝きをもたらすことができるでしょう。

今月のRI会長メッセージ

5月

テーマ「友愛の家 」
 親愛なるロータリアンの皆さん、国際ロータリー(RI)の年次大会の中で私が好きなものの一つは、友愛の家です。中国語で、私たちはこのように言います「有朋自遠方來、不亦樂乎(朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや)」
 6月6~9日に開催される第106回年次大会で、友愛の家は、開催地のサンパウロの活気や文化の多様性を反映したものとなることでしょう。

国際大会ならではの楽しみ
 友愛の家では、大会期間中、料理を試食したり、地元特産の土産を見て回ったり、最高のエンターテインメントを鑑賞したり、ブラジルが用意しているすべてのものをゆったりと楽しむことができます。ロータリーのプロジェクトやロータリアン行動グループのブースでは、奉仕のアイデアを得たり、パートナーを見つけることもできます。
 そして何にも増して、旧友とともに時間を過ごしたり、新たな友人をつくる機会があるということです。
 友愛の家は、一緒に来た家族や友人などのゲストを連れていくには素晴らしい場所です。私の家族は、私と一緒に国際大会に参加することによって、ロータリーの真の国際性を経験しました。現に、私の妻コリーナと3人の子どもたちは皆ロータリークラブに入会しました。

大会の前には
 6月4日に水と衛生に関するロータリアン行動グループが主催する「第7回世界水サミット」や、4~5日に開催される「ロータリー平和シンポジウム」に間に合うよう、皆さんや皆さんのゲストたちは早く来たいと思われることでしょう。
 今年は幸いなことに、元コスタリカ大統領のオスカル・アリアス・サンチェス博士に、ロータリー平和シンポジウムで基調講演を行っていただける予定になっています。サンチェス氏は中央アメリカでの残忍な内戦を収束させ、平和を実現させたことで、ノーベル平和賞を受賞しました。
 このほか、4~5日の行事として、ローターアクト大会前会議ほか、国際研究会、青少年交換役員大会前会議が行われます。

大会の後には
 国際大会が終わったら、ほんの数時間行ったところにある俗化していないビーチ、エキサイティングで魅力的なリオデジャネイロ、驚きのアマゾンの熱帯雨林といった、ブラジルが勧めるすべての探検にひとときを費やしましょう。
 私は毎年、国際大会に行くたびに、年間を通して、もっとたくさんのことをしよう、ロータリーの奉仕でもっと多くを与えよう、と刺激を受けて帰ってきます。
 これから早速、※www.riconvention.org からオンライン登録しましょう。サンパウロで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

4月

テーマ「 ロータリーの雑誌を分かち合おう」
 親愛なるロータリアンの皆さん、今日、コミュニケーションをとる方法は、かつてないほどたくさんあります。テレビ会議やインスタントメッセージの時代において、私たちは、おおむねどこにいても共に活動することができ、また、ロータリーの活動をフェイスブック、ツイッター、国際ロータリーのウェブサイトで知らせ合って、常に連絡を取り合うことができます。しかし、皆さんがまさに今、手に持っている、あるいは電子端末で読んでいる雑誌は、これからもとても大切な役割を担い続けていくことでしょう。

多数のノーベル賞、ピュリツァー賞受賞者が執筆
 『The Rotarian』は、世界で最も古くから出版されている雑誌の一つで、1911年、ポール・ハリスの寄稿文を特集して創刊し、以来、休刊することなく出版されています。当時、その雑誌はモノクロ印刷で、ほんの数ページのものでした。活字は小さく、写真もほとんどなく、広告はピアノ業者や紳士用品店、そして給水・給湯が完備されたホテル1軒でした。
 現在、『The Rotarian』はスマートフォンやタブレットで読むことができ、地域雑誌は24の言語で発行されています。この雑誌にはデズモンド・ツツ、ジョージ・バーナード・ショー、ニコラス・マレー・バトラーをはじめとする17人のノーベル賞受賞者、19人のピュリツァー賞受賞者が執筆しています。毎月、『The Rotarian』は、ロータリー世界の最良の寸描を私たちに届けてくれます。それは絆であり、楽しみであり、啓蒙(けいもう)であり、刺激であります。

今の時代の雑誌の役割
 恒常的に通信が行われ、新たな情報を得る手段がいくらでもある時代に、今なおロータリーの雑誌は必要なのでしょうか? 絶対に必要です。それは雑誌がこれまでもそうだったように、今なおロータリーについての言葉を広めるのに最も良い方法の一つだからです。雑誌は私が数々のロータリーデーの楽しさや興奮を皆さんと分かち合うことを可能にし、世界中のロータリアンの素晴らしい活動を掲載し、私たち全員に関係のある重要な問題に焦点を当てます。『The Rotarian』はロータリアンだけが楽しめるものではなく、ロータリーの公共イメージを広め、ロータリアンが行う活動を世界に示す素晴らしい方法なのです。
 ですから、この号を皆さんが読み終えたら、誰かに差し上げてください。今月号の記事に、特に興味を持ちそうな人は誰かを考えてみてください。友達、仕事仲間、同僚に渡しましょう。ロータリークラブの例会に誘ったことがある人と分かち合ってください。www.therotarianmagazine.comを訪れて、ソーシャルメディアで話を分かち合ったり、Eメールでリンクを送りましょう。ロータリアンが100年以上続けてきたように、ロータリーに輝きを与えるために利用しましょう。

3月

テーマ「サンパウロで友情を築きましょう」
 親愛なるロータリアンの皆さん、ロータリーで、私たちは世界中のロータリアンの仲間たちと友情の絆を築く機会があります。そして、新しいアイデアを分かち合うため、新しい奉仕を計画するため、そしてまさに楽しむために、私たちは1年に1度、国際大会で、ロータリーの友人と一堂に会する機会を持っています。
2014-15年度の締めくくりを祝い、友人とともにロータリーに輝きを与えるには、ブラジル・サンパウロで行われるロータリーの第106回年次大会に参加するのが最適の方法です。今まで国際大会に参加したことがない人も、常連の人もこれを見逃すわけにはいきません。事前登録割引は3月31日まで。ロータリー最大のパーティーに行く計画を今すぐ立てましょう。

盛りだくさんな大会イベント
 大会は6月6日(土曜日)に始まり、開会式の後、アニャンビ・サンバドロームでブラジルの伝統的なカーニバルパーティーとサンバ・スクール・パレードが行われます。自分はリズム感がないとか音痴だと思っている人でさえ、一晩中、踊ったり、歌ったり、笑ったりしていることに気づくでしょう。このパーティーとパレードは派手な色彩、羽根飾り、スパンコールのカーニバルの衣装が大きな特徴ですが、サンバの様子や音、アフリカ系ブラジル人の音楽とダンス、サンパウロのおいしい食べ物や飲み物も呼び物です。
 月曜日の夜には、ラテン・グラミー賞を2度受賞したイヴェッチ・サンガロがロータリアンを楽しませてくれるでしょう。そのほかにも大会期間中、「ロータリーレストランナイト」を利用して、ラテンアメリカの食の中心地で、割引価格で食事を楽しむことができます。アマゾンのおいしい魚、ラテン風の寿司、ブラジリアン・ビーフなどがサンパウロの30,000店のレストラン、バーで楽しめます。国際大会の名札を着けていれば、サッカーミュージアムなど入場料が無料になる博物館もあります。

多様性あるブラジル文化を感じましょう
 ブラジルはロータリーと同じくらい多様性に富んでいます。パウリスタと呼ばれるサンパウロの人々は世界中から影響を受け、活気ある文化をつくってきました。ロータリーの国際大会のハイライトの一つは、「ホスピタリティーナイト」で、ここでは地元のロータリアンと知り合うことができます。月曜日の夜は、パウリスタのライフスタイルをブラジルのロータリアンとともに経験できる機会です。人数が限られていますから、予約はお早めに。
 ロータリーでは、奉仕に親睦はつきものです。皆さんが今年度の活動に焦点を当てているのと同様に、国際的な友情の大切さを見失わないようにすること、www.riconvention.orgでサンパウロ国際大会の登録を忘れないようお願いしたいと思います。

2月

テーマ「ロータリーストーリーを分かち合いましょう」
 親愛なるロータリアンの皆さん、国際ロータリー(RI)の会長として、どこでロータリアンに会っても、彼らを励まし、鼓舞することが私の仕事だと思っています。また、彼らが話さずにはいられないことに耳を傾けるのも務めだと思っています。成功しているプロジェクトであっても、困難な課題であっても、あるいは素晴らしいロータリーデーについてでも、新しいアイデアについてでも、私はロータリアンが考えていること、実施していること、計画していることを聞きたいと思っています。ですから、訪問先ではいつも、ホストの方々に自分たちのクラブについて話してくださるようお願いします。うまくいっていることは何か、どのようなところを改善する必要があると考えているのか、RIの本部はどのような支援ができるのか……。

ロータリーの素晴らしさを教えてくれるストーリー
 その答えは常に興味深いもので、驚かされることもよくあります。私に建設的な提案やアイデアがあることもありますし、プロジェクトを進めるよう仲介できることもあります。私たちが決定をしていく上で参考になるアイデアや見識をエバンストンに持ち帰ることもしばしばです。しかし、これらの会話の中で私が最も価値があると考えているのは、ロータリーについて語られたストーリーです。
 アトランタで私は、学校の先生たちを表彰するロータリーのイベントに出席し、リテラシー(識字)という贈り物について、そしてそれが人生をいかに変えるかという話をいくつも聞きました。イスタンブールでは、車いすのレースに出席し、体の不自由な人たちの人生を向上させるためにトルコのロータリアンたちがどのように活動をしているかを知りました。ペルーのリマでは、ロータリークラブに誘われるのを20年近くも待っていたという元GSE(研究グループ交換)のチームメンバーと話をし、ロータリーに戻ってきたことで彼女の人生がどんなに変わったかについて聞きました。

私たちのストーリーから生まれる可能性
 面白い話も、感動で涙があふれるような話もありました。私たちの奉仕が他人の人生をいかに変えたか、そして自分たちがロータリアンとしていかに変わったか、という話を私は聞いてきました。このような話を聞くと、もっと多くの人をロータリーに連れてくることで、どれだけ多くの人の生活をより良いものにしてあげられることだろう、とか、私たち自身のロータリーストーリーをただ分かち合うだけで、どれほど多くの人をロータリーに連れてくることができるだろうなどと考えずにはいられません。
 今年度、私は皆さんに自身のロータリーストーリーを分かち合うようお願いします。それらをお友達や、ソーシャルメディア、Rotary.orgを通して話してください。ロータリーストーリーは、私たちにひらめきを与え、ほかの人たちにはロータリーへの入会を促します。私たちがロータリーに輝きを与える活動をすれば、私たちのストーリーは私たちの奉仕に輝きを与えてくれます。

1月

テーマ「ロータリーについて話そう」
 親愛なるロータリアンの皆さん、今年度の初め、私はロータリーデーを開催して「ロータリーに輝きを」与えるよう、いたるところのロータリアンにお願いしました。どのように実施するかは皆さま次第。丸一日かけても、2~3時間でも構いません。クラブでも、地区でも、あるいは国中で計画することも可能です。奉仕プロジェクトでもお祭りでも、皆さんが望むものならどんなイベントでもよいのです。地域社会に開かれ、ロータリー家族を受け入れ、楽しくさえあれば、それがロータリーデーなのです。

ロータリーを地域に知ってもらう
 ロータリーデーの目的は、ロータリーを光で輝かせることです。ロータリーにおいて、私たちは長い間、自分たちの素晴らしい活動を自慢するのは好ましくないと感じていました。黙って奉仕をして、その活動がおのずと語ってくれるのが最も良いと考えていたのです。しかし今日、多くの地域社会では、自分たちの地域にロータリークラブがあることすら知られていません。クラブがしっかりしていないとか、奉仕をあまりしていないからではありません。彼らは十分なことをしています。しかし、もしロータリアンが自分たちの活動について語らなければ、人々がその活動を知ることは決してないでしょう。

世界中で実施されるロータリーデー
 私たちが「ロータリーに輝きを」与え、私たちが行っていることを人々に知ってもらう時です。今年度の上半期、多くのロータリアンが私のロータリーデーというチャレンジに、どのように取り組んでいるのかをわくわくしながら見てきました。私は、フィリピン、韓国、中国、アメリカ、トルコ、インド、台湾、スリランカ、バングラデシュを含むさまざまなところで、ロータリーデーに参加しました。同じものは一つもなく、どれも独自の方法で「ロータリーに輝きを」与えるチャレンジに応えていました。

ロータリーとその奉仕を引き継いでいくために
 皆さんの地域でロータリーデーを実施したら、私たちにお知らせください。タイトルを「Rotary Day」として、実施したロータリーデーの詳細と写真をメールに添付して『THE ROTARIAN』(rotarian@rotary.org)までお送りください。今後できるだけたくさんのロータリーデーを掲載するよう最善を尽くすつもりです。
 自分の地域でロータリーデーの計画していないのなら、これから計画を立ててみてはいかがでしょうか。皆さんのロータリーに対する愛情を自分の地域社会と分かち合う素晴らしい手段です。ロータリーについて誰かに話して、会員であることが自分の人生がいかに豊かなものにするのかを知らせる時、自分がクラブに勧誘された時に与えられた贈り物を分かち合うことになるのです。その贈り物を引き渡していくことで、ロータリーとその奉仕が次の世代に確実に引き継いでいくための一助となるのです。

12月

テーマ「家族でロータリーに参加しよう 」
 親愛なるロータリアンの皆さん、 ロータリーカレンダーを調べると、組織として私たちがどこに優先事項を置いているのか一目瞭然です。ロータリー年度は7月に始まり、8月は会員増強に留意し、9月に新世代を祝い、10月は職業奉仕のための月、などというように、ロータリーにとって重要な異なった話題に私たちの注意を向けるのです。
 これは、素晴らしいアイデアです。慌ただしく過ぎ去っていくロータリー年度で見過ごしてしまうであろう課題について話し合うことを思い起こさせてくれるからです。しかし、親睦から私たちの財団に至るまで、ロータリーのカレンダーにある一つひとつが大切だということを誰もが知っています。それらすべてがロータリーを形成し、私たちすべてをロータリアンにするパーツなのです。

家族全員ロータリアン
 ロータリーでは、12月は家族月間。私のロータリアンとしての月日を振り返ると、ロータリーにおいて、いかに家族が大切なのか、また私たちの家族にとっていかにロータリーが大切なものになり得るのかがわかります。
 私の妻コリーナは、長年ロータリーの配偶者として過ごし、ほんの数か月前にロータリーへの入会を決めました。3人の子どもたちも、皆ロータリアンです。彼らは自らの時間の中で、自分に合ったクラブに入会しました。彼らはロータリーにそれぞれの関心を見つけました。彼らが自らの道を見つけるのを見守ってきたので、ロータリー家族の多くがロータリーの奉仕に関わっていることが、どれほど素晴らしいことなのかに思いが至ります。

食卓が学びの場になる
 ロータリーは私たちが共に良いことができる機会を与えてくれます。私たちはいつも、夕食を囲みながら、ロータリーで関心を持っていることについて話題にしています。私の家族は皆、異なる奉仕活動を行い、異なるクラブに所属していますから、席を共にする時は、世界のすべての地域のさまざまな人道的ニーズの話題になります。新たに学ぶことが常にあります。
 私たちの会話は、私たちの行動を通して人生で何が大切なのかを子どもたちに教える最上の手段でもあります。彼らは世界のいろいろな地域の生活がどのようなものかを知り、できる時には他の人を支援する義務が自分たちにはあるということを学ぶのです。わが家においてロータリーの奉仕以上の授業はないと思っています。
 今のロータリー年度で、皆さんの多くが皆さんの家族にロータリー、そしてローターアクトやインターアクトへの入会を勧めてくださることを望んでいます。ロータリーに家族を連れてくることは、「ロータリーに輝きを」もたらすだけではなく、皆さんの人生そのものにも輝きをもたらすことにもなります。

11月

テーマ「ロータリーの友情と奉仕に輝きを」
 親愛なるロータリアンの皆さん、「ロータリーに輝きを」に努める年度も4か月が過ぎ、私は今まで以上にロータリーを楽しんでいます。22か国の、数十もの都市を訪れ、何千人ものロータリアンに会いました。見事なプロジェクトを目にし、ロータリアンたちが世界のあらゆるところで行っている素晴らしい活動に、繰り返し、繰り返し刺激を受けました。また、私はクラブの例会からロータリー研究会に至るまで、ロータリーデーから財団の晩餐会に至るまで、ロータリーのさまざまな行事に出席する機会に恵まれています。
 どれも忘れることのできないイベントですが、特に光栄に思うのはクラブのお祝いの席に招かれた時です。私にとって、国際ロータリー(RI)の会長としてロータリークラブの祝賀会に出席することは、賓客として家族のイベントに招待されたようなものです。実際、ロータリーは世界で最も大きな家族です。

ロータリーは奉仕と友情から成り立つ建物
 ロータリーは奉仕から成り立っていると言えます。一つひとつのプロジェクトというレンガから成る大きな建物、それがロータリーなのです。私たちの奉仕をレンガとするなら、レンガ同士をつなげるモルタルが友情であることに疑いはありません。このようなことを私は日々経験していますが、創立100周年を迎えたロータリークラブの祝賀イベントほどそれが顕著になる場はありません。
 創立110周年の年に国際ロータリーの会長になり、このようなイベントに参加することができて、私は幸運でした。長年、奉仕を実践しているクラブを訪れた時、その秘訣を知りたくなるのは当然のことです。なぜならば、長年奉仕を実践しているクラブは、とても建設的なクラブであると注目していたからです。彼らは大きいです。彼らは活動的です。そして彼らは素晴らしい活動をしています。それだけでなく、活動することで素晴らしい時間を過ごしています。

生活に輝きを与えるロータリーの友情
 もちろん、それが彼らの秘訣です。ロータリーには、強い友情と素晴らしい奉仕とが密接な関係にあります。活動が楽しければ、活動をしたくなります。さらに熱心に、より良い活動がしたくなります。私たちはロータリーの会合を楽しみにしています。たとえ忙しくてもロータリーを優先します。なぜならば、友達に会いたいから。そして奉仕をしたいから。
 109年以上たった今もロータリーがあるのは、そんな理由からです。
 如果人生没有朋友 就等於没有太陽
 友のいない生活は、太陽のない生活のようなものである。
 ロータリーの友情は、私たちの人生に輝きを与えます。そして、奉仕と同様、ロータリーの友情は、「ロータリーに輝きを」与えるものなのです。

10月

テーマ「ポリオ撲滅活動に輝きを」
 親愛なるロータリアンの皆さん、1914年10月、ジョナス・ソークは生まれました。彼はポリオに有効なワクチンを最初に開発し、世界史を変えた人物です。アメリカでワクチンが導入された1950年代、世論調査によると、ポリオは核戦争に次ぐ国家の脅威でした。それにはもっともな理由がありました。1952年、アメリカでポリオが大流行し、5万8,000件の症例が報告され、3,145人が亡くなり、2万1,269人にまひを残したのです。全世界では、毎年50万人に上る人たちが、ポリオのために手足が不自由になったり、命を落としたりしました。
 ソークのワクチンがつくられてまもなく、アルバート・セービンが、多くの子どもたちに素早く、安全に、しかも安価で免疫を与えることができる経口ワクチンを開発しました。

不可能と言われたポリオ撲滅
 1985年、ロータリーのポリオプラスプログラムが始まりましたが、その目標は、この体が動かなくなる病気を予防するために5歳以下の全ての子どもたちに免疫を与える、という単純なものでした。ポリオプラスの最初の成功によるところが大きく、1988年には、世界保健機関(WHO)の総会で166の加盟国が満場一致で、ポリオ撲滅を目標にすることが決まりました。
 当時、そのアイデアは想像を絶するほど野心的なもので、多くの人々が不可能だと思っていました。今日、ポリオの症例は1年に数百件が報告されるだけになり、ポリオの常在国は3か国を残すだけになりました。私たちは今までになく目標に近づいています。今までの勢いを維持できれば、私たちは2018年までに完全に撲滅することができるでしょう。

END POLIO NOWのサイトをご利用ください
 そして今月、10月24日は世界ポリオデーとして、ソーク博士誕生100年を祝います。
 今月は、ポリオ撲滅に向けた私たちの活動にスポットライトを当て 「ロータリーに輝きを」与えてくださるよう、すべての皆さまにお願いしたいと思います。政府関係者に連絡を取り、ポリオ撲滅に関する事柄を知ってもらいましょう。END POLIO NOWのサイト(endpolionow.org/ja)で、ロータリーの活動に関する感動的な話を読んで、それらをソーシャルメディアで分かち合いましょう。そのサイトからポリオ撲滅のために寄付をすると、その額の2倍がビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から上乗せされ、大きな効果をもたらすことができます(注)。
 ポリオを撲滅させれば(私たちはそれを達成できるでしょう)、私たちは世界により良い未来をもたらすことになるでしょう。そして同様にロータリーにも、より良い未来をもたらすことになります。私たちは組織として素晴らしいことができる能力があることを自ら証明できるのです。そして私たちの子どもや孫に、ポリオのない世界という永遠の贈り物をすることになるのです。

(注)ロータリー日本財団にポリオプラスの使途指定寄付をしてもゲイツ財団からの上乗せ資金を受けることができます。

9月

テーマ「ロータリーの将来を担う新世代」
 親愛なるロータリアンの皆さん、国際ロータリー(RI)の会長であることの素晴らしい恩恵の一つは、ロータリー世界のさまざまな地域を訪れる機会に恵まれることです。普段、私はイベントに出席するために旅行をし、クラブや地区大会や研究会でスピーチをし、そしてロータリアンに奉仕を奨励します。しかし会長として、私はあらゆる分野のロータリー家族に責任を負っています。このことは、ローターアクターやインターアクター、青少年交換学生、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)の参加者など、ロータリーの若い世代を支援する恩恵にも浴しているということです。

新世代の発想に感動
 ロータリアンの活動を見る時、私はいつも感動し、興奮し、そして刺激を受けます。新世代の人たちの活動を見ても、まったく同じように感じ、そして同じように驚かされることもあります。私が彼らの活動に期待するようになったのは、彼らの活動の質によるのではなく、彼らの考え方に独創性があり、工夫をこらしたものだったからです。私は彼らが行ったことを見て、「なんて素晴らしい活動だ」と単に思うのではなく、「なんて素晴らしい発想なんだ」と感動するのです。
 世界に対する見方は世代によって異なります。そして一人ひとりが、独自の視点を持っています。一つの問題に直面した時、私たちは異なった解決策にたどり着きます。これは、私たちの強みである、文化、言語、経験、性別、年齢といった、多様性がロータリーにあるからです。

新世代を応援することは自分たちを応援すること
 ロータリーでは、奉仕をするにあたって、長期的展望に立ったものであるよう努めています。私たちは、自分たちの奉仕が役に立ち続け、私たちの手から離れた後も、影響を持ち続けるようなものにしたいと強く願っています。私の経験から言うと、新世代はこのような考えを分かち合い、新しく革新的な方法で環境問題に焦点を当てることによって地球規模に応用していきます。私がロータリアンになった時、環境問題が私たちの話題に上ることなどほとんどありませんでした。今の若い人たちにとって、これらの問題は目の前にあり、中心にあるものなのです。ロータリーの奉仕の世界にとって、彼らの先見性はかけがえのないものであり、私たちが促進し、支援すべきものの一つです。彼らが私たちから学ぶように、私たちも彼らから学んでいくべきでしょう。
 ローターアクトやインターアクトで活動している若い人たち、青少年交換学生や、RYLAの参加者は、明日のロータリアンです。彼らを応援するということは、私たちの組織全体の未来を応援しているということにもなります。私たちは、明日のクラブ会長、ガバナー、RI理事、そしてRI会長になる人たちを養成する手助けをしているのです。

8月

テーマ「会員増強で奉仕の仲間を増やす」
 親愛なるロータリアンの皆さん、ロータリーで8月は、会員増強・拡大月間です。毎年、新しい年度が始まって間もない時期に、私たち自身に会員増強の大切さを思い出させるのには、十分な理由があります。私たちの会員を増やすのに、早すぎるということがないからです。また、やめることができない仕事でもあります。奉仕を続けるために、ロータリーは常に成長し続ける必要があるのです。

配偶者をロータリーに
 私たちはこれまで何年間にもわたって、ロータリー家族の重要性について話し合ってきました。今年度、私は、いわゆるロータリー家族だけではなく、会員増強の最優先事項として、自身の家族をロータリアンにしていただきたいと思っています。私がロータリーに入会し37年を経て、妻のコリーナも昨年ついにロータリアンになりました。私たちが台湾にできた新クラブの認証状伝達式に一緒に出席した時、「私もロータリアンになる時だわ」と、彼女が言ったのです。そうして彼女はそのクラブに入会しました。その後すぐに、ほかの人も大勢入会し、現在そのクラブは102人の会員がいる、台湾で2番目に大きいクラブになりました。
 自分の配偶者をロータリーに勧誘することは、単に会員数を増やすということだけにとどまるものではありません。ロータリーは依然として女性会員より男性会員がはるかに多いという現実と向き合うことであり、そして、私たちが取り組まなければならないことでもあるのです。ロータリーにもっと多くの女性会員を連れてくることができれば、私たちのクラブは、女性の会員候補者にとって、より魅力あるものとなり、同時に、より実りの多いものになるでしょう。

クラブを楽しい場にすること
 今年度、私たちはロータリーで新しいことをしようと考えています。それは、新会員推薦者のための認証ピンです。これは、新会員をロータリーに入会させると、ロータリーの徽章と一緒に着ける特別な認証ピンがもらえるというものです。しかし、新会員が一人入会すれば、それで会員増強の仕事が終わるというものではないことを、私たちは知っています。新しく入会した人がロータリアンであることを楽しみ、退会を考えなくなった時、やっとその仕事が終わるのです。クラブを楽しい場にすることは、会員増強において大切な点です。

ロータリーの奉仕を楽しみましょう
 ロータリーに入会する理由は人それぞれです。しかし、ロータリーが楽しみの一つだから、ロータリーにとどまるのです。そこで私は、皆さんに自分のクラブや地区で楽しみを見つけてもらいたいと思っています。ロータリーは、友人とともに奉仕をすることで、私たちの奉仕がさらに成果が挙がるという考えに基づいています。ロータリーの奉仕を楽しみましょう。そして、それをほかの人とも分かち合って、共に「ロータリーに輝きを」

7月

テーマ「ロータリーに輝きを」
 ロータリアンの皆さん、私はロータリーの中に、奉仕や責任の重要性、家族や他者の尊重といった中華的価値観を見いだします。私は孔子を世界で最初のロータリアンと呼んでいます。それは、孔子はロータリーが創立される2500年前の人物であるにもかかわらず、ロータリーの考え方と彼の考え方が非常によく似ているからです。彼の言葉に「與其抱怨、不如改變」という言葉があります。
 言い換えると、「ただ座って暗闇を呪うよりも、ろうそくをともした方がいい」という意味です。
 この言葉は、世界の問題に対するロータリーの取り組み方を要約しています。世界には困難なことが山積しており、支援を必要としている人がたくさんいます。多くの人がこの状況を見て「私ができることは何もない」と言います。そして彼らは何もせず、何も変わらないのです。
 しかし、これはロータリーの流儀ではありません。ロータリーなら、ろうそくをともします。私が一本のろうそくに火をともし、あなたが一本のろうそくに火をともします。そして120万人のロータリアンがそうします。私たちが一つになれば、一人ひとりですることより、ずっと大きなことができるのです。一つになれば、世界を輝かせることができるのです。
 2014-15年度、私は皆さん一人ひとりに、皆さん自身のロータリーのろうそくに明かりをともすようお願いします。一緒に「ロータリーに輝きを」与えましょう。
 「ロータリーに輝きを」もたらす方法は、たくさんあります。私は多くの皆さんが、「ロータリーデー」を開催して、それぞれの地域で、ロータリーのことを、そして私たちが行っていることを示してくださることを期待しています。ローターアクトクラブやインターアクトクラブを皆さんの奉仕活動に巻き込んで、ロータリー家族の新世代をロータリーの会員に近しいものにしてほしいと願っています。そして皆さん方が、ご自身の配偶者や家族を含む新しい会員をロータリーに誘い、強いロータリーを維持してくださることを期待しています。
 「ロータリーに輝きを」もたらすために、私たちができる最も重要なことは、おそらく、私たちが四半世紀以上も前から行っている活動、ポリオ撲滅を実現することです。私たちはゴールに限りなく近づいています。しかし闘い続け、勢いを維持し、「ポリオ撲滅・エンドゲーム戦略計画」における必要経費と資金との溝を埋め続けなければ、そこにたどり着くことはできません。
 「ロータリーに輝きを」は、今年度の私たちのテーマですが、単なるテーマではありません。それは、ロータリーにいる私たちがどのように世界を見、自分たちの役割を見いだすか、ということです。暗闇の中でただ座っているだけでよい人などいないと私たちは信じています。そうではなく、「ロータリーに輝きを」に向かって120万人が一体となるのです。これが私たちの目標であり、皆さん方への私の挑戦です。

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