第1421例会
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第1421例会
平成27年1月21日 12:30~13:30
辻本会長の時間
- テーマ「インフルエンザへの対処法」
今季のインフルエンザは例年より流行が早く、小児より成人の罹患者が多いことです。現在流行しているのは、ほとんどがA香港型で、高齢者には肺炎などの合併症が多い傾向がみられる。
予防にはワクチンが有効ですが、接種したからといっても100%インフルエンザに罹らずにすむということではないことを理解していただきたい。ワクチンはIgG抗体を作るので、全身へのウィルスが増殖しないようにするために重症化を防ぎます。しかし、ウィルスの鼻や口などの上気道からの侵入にはIgA抗体によって防ぎます。現在の不活化ワクチンでは、IgA抗体は作ることができないので完全に防ぐことができません。将来は弱毒化されたウィルスのワクチンが承認されれば予防効果はかなりよくなる。
家庭でできる予防法としては、うがい、手洗いとマスク着用が言われている。うがいは、ウィルスが口から侵入したら30分以内にしないとほとんど効果がありません。うがいよりも手洗いが重要です。感染の可能性があると思ったらすぐに石鹸で指先、指間や手首まで洗って水で洗い流してください。感染者と思われる人からのウィルス量は、距離の二乗に反比例しますので、2m以上離れた方がよいと思います。マスクは感染者が他人にうつさないためのエチケットであって、予防にはあまり効果はありません。しかし、人混みや患者のそばでは、顔にフィットするようにマスクすることは効果的です。
インフルエンザ治療薬には、経口薬のタミフル、吸入役のリレンザ、イナビル、そして、点滴静注のラピアクタがある。高齢者で免疫力が低下している方や、早く治そうと思ったら、ラピアクタが有効です。
タミフル、リレンザ、イナビルは予防投与ができるので、家族内感染予防や受験や出張の時に使用することもできる。
インフルエンザでの肺炎合併はほとんどが高齢者ですので、予防のために肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めする。
幹事報告 山口副幹事
- 例会時間変更
- なし
- お知らせ
- なし
1月結婚祝会員紹介
- 松井 純治 君
- 江嶋 利満 君
委員会報告
- 立野会員退院報告と祝い
- 立野会員
- 30周年記念事業除幕式の案内
- 永井会員
- 30周年記念事業リハーサル説明と本日の委員会開催案内
- 吉次会員
- 30周年記念誌の写真提供のお願い
- 平会員
スマイル発表 親睦活動委員会 荒木会員
クラブフォーラム
- 30周年記念事業リハーサル(第2回)
今日の食事
- メニュー
- 玉子スープ
- 牛煮込みオニオンソース
- パスタ
- ミラネーズと飾り野菜
- ミックスサラダ
- ライス
- お新香
- プティケーキ
- 合計900㌍